◇ 医師とは
医師は専門的な知識と技術を用いて医学に基づいた傷病の予防、診療および
公衆衛生の普及を行う医療従事者のことです。
医師の仕事を大きく分けると直接患者さんに接して、病気や怪我の治療など
を行う臨床医師と、病気の原因を追求するための研究に専念する医師の2つ
に分けられます。
◇ 医師の収入と業界事情
お金持ちの代名詞としても知られる医師ですが本当のところはどうなのでしょうか。
医師として働く人はおよそ27万人おり、そのうち女性の数は4万人ほどで、
最近は女性の進出が目立っています。
収入はどのような働き方をするかで大きく変わってきますが、例えば美容外科
などの自由診療制の医療分野を選んで開業して、なおかつテレビや雑誌など
でも活躍するようになれば、年収が億を超えることはたやすいです。
一般的な医師の職場である公立病院や民間病院、診療所、大学病院などでは
開業医か勤務医か、肩書きによって収入も左右され、開業医で年収2400万円
勤務医は大学教授で年収1200万円、助手で600万円、助手以下は日当7000円
といったように実にさまざまです。
現在の医療現場をとりまく環境としては診療科によって医師の数に大きな偏りが
あることで、小児科、産婦人科、麻酔科などは深刻な医師不足になっています。
◇ 医師として成功するためには
医師としての成功は、お金や名声を意味するのか、多くの人を苦痛から救うこと
なのか、どんな価値観を優先するのかで180度異なることでしょう。
それこそお金が目的であるならば、美容整形、豊胸、脂肪吸引などの医療分野
で開業して話題となればいくらでも儲けることができます。
もちろんお客さんが納得してくれる技術があっての話で、未熟な技術で施術すると
当然大きなトラブルにつながり、人生の悲劇を味わうことになります。
医師として多くの人を苦しみから救うことを使命とする人は、患者を救うために臨床
と勉強に取り組む努力を日々こなしていかなければなりません。医者として信念や
夢は何より苦しい境遇を耐える支えとなるでしょう。
◇ 医師になるには
大学の医学部で正規の医学過程(6年間)を修めて卒業したあと、厚生労働省が
行う医師国家試験に合格し、医師免許を取得する必要があります。
医師免許を取得した後は最低2年間の臨床研修を受けなければなりません。(必修)
臨床研修では指導医のもと色々な診療科での研修を受け、幅広い知識と技術
を身に付けたあと、希望する専門の科で働きます。
出身大学の大学病院の医局や大学病院で勤務する場合のほか、一般病院で
就職する場合もあります。
医師の仕事は精神的にも肉体的にもタフでないと勤まりません。また現場では
チームをつくって治療にあたるためコミュニケーション力も求められます。