◇ 弁護士・裁判官・検察官とは
法律に携わる職業であることから弁護士・裁判官・検察官をまとめて法律家と
呼ぶことがありますが、いずれも最難関の司法試験を合格した職業です。
それぞれの職業を簡単に説明しておくと、
○ 弁護士
弁護士は法律の知識を武器に裁判において依頼者の代理人および弁護人の
役割を果たすことが仕事です。
○ 検察官
検察官は刑事事件などについて、裁判所に対して裁判を求めるための訴えを
行い、法廷において、事件についての立証を行うのが仕事です。
○ 裁判官
裁判官は裁判所に訴えられる様々な事件について、法律と証拠に基づいて
判断をするのが仕事です。
◇ 弁護士・裁判官・検察官の収入と業界事情
弁護士は民間人、裁判官と検察官は公務員ですが、いずれも国の司法を支える
重要な職責を担っておりそのため国を含めてあらゆる機関の干渉を一切受けない
という立場にあります。
収入に関しては自由業である弁護士が一番よく、平均年収は2000万円にも
なり、定年がないため、何歳になっても働くことができます。
裁判官と検察官は公務員であるため各号俸ごとの年間給与額が決まっていて
例を挙げると初年度で、裁判官、検事ともに511万8707円、最高ランクである
最高裁判所長官で3767万4880円、検事総長で2896万4040円です。
弁護士・検事・裁判官はいずれも激務であり、担当する案件によっては不眠不休
で資料集めや資料作成、調査などがつづきます。
司法の扱う分野が複雑化、多様化している現在において法律屋の人員不足が
叫ばれており、司法制度改革が1つのテーマにもなっています。
◇ 弁護士・裁判官・検察官として成功するには
弁護士・裁判官・検察官のもつ権限や知識は強力で、人の人生のみならず生命
まで天秤にかけることになるため、決して私利私欲に走らず、高い倫理感と強い
正義感を有することが求められます。
◇ 弁護士・裁判官・検察官になるには
合格率3%の最難関といわれる司法試験に合格する必要があり、その難関を
通過したあとは司法研修生として研修を受けると、法曹資格を取得することに
なります。
法曹資格を取得したあとは、個人の希望により、弁護士・裁判官・検察官の
いずれかに進路を勧めることになります。
これまで司法試験に合格するために何年も勉強する必要がありましたが、司法
制度の改革を経て、現在は段階的に「新司法試験」に切り替えられています。
新司法試験では合格率がかなり高く想定されているため、大学法学部の4年、
法科大学院2年(法学部以外を卒業した者は3年)で新司法試験に合格すること
が今後の主流なるといわれています。