◇ 建築家とは
お客さんから要望を受け、家や建物を設計するのが建築家の仕事です。建築家
という場合、おもに一級建築士のことを指すことが多いですが、専門的には仕事
が大きく分けて、設計と施工があるため、設計をメインにする場合は、建築設計
技術者、施工をメインにする場合は 建築施工管理技術者などと呼びます。
現在は、設計の仕事はパソコンで作業を行うのが主流でドラフター(斜めに傾い
た製図用の机)に向かい設計図を描くことは少なくなりました。
◇ 建築家の収入と業界事情
現在、日本の建築家人口の平均年齢40歳で、平均年収は540万前後です。
意外に建築家として独立して事務所を持っている人は少なく、大半は民間企業
に勤めているようで、その場合の初任給は約20万円(院卒で2万円増)が相場
です。
建築士の資格を取れば、一級、二級といった資格の違いで昇給に差が出てきます。
なお、独立した建築家の収入というのは、建物を設計した際の設計料で決まります。
設計料は家を建てる時の金額の合計=総工費のおよそ1割といわれているため、
お金がかかった大きなプロジェクトの設計をこなすだけ収入は増えるということに
なるためそういった案件を数多くこなすかが成功への道となります。
◇ 建築家として成功するには
大きなプロジェクトが次々と舞い込んでくるようにするには、建築家自身が有名
であることが必要ですが、そのためにはコンペに優勝し、自ら設計した建物が
メディアに注目される必要があります。
依頼主の多くは無名の建築家より多少値は張っても有名で人気の建築家に
任せたいものだからです。
また、生まれながらにしてお金持ちで一流の建築物に囲まれて暮らしてきた
人は建築家に向いているとされることがありますが、それは一流の建築物
を知らずに一流の建築はできないという考えがあるからです。
いずれにせよ、才能があっての話ですが、とにかく、自分の作品をいかに多く
の人の目に触れさせることができるかが成功へのカギになります。
◇ 建築家を目指すには
一般の人にとって、家を建てることは一生に一度の買い物ですので、失敗が
できず、それこそ建築家に対して依頼主から無理難題を振っかけられることも
決して珍しいことではありません。
建築家にはそうした依頼主のワガママにも必ず応えられる技術が必要になって
くるので覚悟しておきましょう。
建築家になるには、一級建築士の取得が必要になってきますので、大学で
建築学科や土木工学科に進み、卒業後に2年以上の実務経験を積むことで
受験資格が得られます。
短大、専門学校を卒業した場合には、4年以上の実務経験が必要になります。